八ヶ岳教会のあゆみ

 1994年、山梨県北巨摩地域で山本護牧師によって開拓伝道が始められ、2008年に「八ヶ岳伝道所」として日本基督教団に加盟、2021年に同教団の「八ヶ岳教会」になりました。

当初は牧師宅や信徒の店舗、農場などを週毎に巡りながらの礼拝でしたが、2010年に北杜市高根町箕輪に教会用地を取得。2011年に礼拝堂を建て始め、翌年の復活祭から造り続けている未完の礼拝堂で礼拝を献げるようになりました。


 「十字架と礼拝堂から建てる」、「借金はせずその時にある資金で可能な部分を造る」、「自分たちでできそうな所は自分たちの手で試みながら造る」という、ぼんやりとしたヴィジョンで建築が進められて、それぞれに印象深い礼拝堂、集会所、物置小屋、ツリーハウス(こども礼拝堂)が建ちました。


 はじめは信徒が一人もいない礼拝でしたが、淡々と続けているうちに少しずつ信徒が集められ、受洗者が起こされ2021年11月現在、現住陪餐会員34名、未陪餐会員4名、その他少なからぬ客員会員や求道者が共に礼拝を献げるキリストの身体になっています。教会設立の要件が整ったので関係機関に申請し、2021年春の東海教区総会において教会設立が承認され、「八ヶ岳伝道所」から「八ヶ岳教会」に名称変更しました。

八ヶ岳教会の教会規則前文に「この教会は開拓時の幻(ヨエル3:1)を重視し、御言葉に従って試み続ける教会として歩む」と記している通り、「キリストの声に耳を澄ませ、教会として何をするか」を問いながら歩んでいます。常に祈り、常に柔らかく大胆に試み、日々の一歩一歩を確かめ、キリストの創造に参与する姿勢で進んで参ります。